2010年1月18日月曜日

桑取谷西横山の小正月 (鳥追い)


 今年も西横山の鳥追い行事を見に行ってきた。1月14日の夜、暗闇に沈み、静かになった集落で子どもたちの声が響いている。害鳥を村から追い払うために、太鼓の音に歌を乗せてお宮から川まで歩く。帰りは静か。音を出してしまえば、それをあてに鳥がまたやってくる。


 ツアーの人たちや報道陣のために、二回繰り返してやるのだが、その後は、本来の行事が始まる。地域のことや伝統行事を知ってもらうことを目的に、イベントとしてやっていると同時に、子どもたちが主役を担うきちんとした行事を今日まで守り続けてきたのだ。これは、かみえちご山里ファン倶楽部の理事長を勤める和瀬田さんの考えだ。


 大人が姿を消した後、集落の子どもたちは鳥追いを執り行い、お宮に寝泊りするのだ。明日は嫁祝いと火祭りのための焼草集めをしなければならない。


写真・ビデオ撮影:niko

1 件のコメント:

  1. 備忘録。 
    西横山の鳥追い歌。

    こーりゃどこの鳥追いだ
    だいろうどん(大農家)の鳥追いだ
    しろう(尻)切って かしら切って
    こんだわら(小俵)に放らいこんで
    佐渡島にほーほ
    こうもりも鳥のにんじょ(仲間)でほーほ

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