2011年10月20日木曜日

だっこくっくぅ〜

だっこくぅ〜

いよいよ脱穀

今日も見事な秋晴れ。はさに掛けたこしひかりが輝いてるようにもみえる。トンボたちが飛んでるなか、ぼちぼちと脱穀始めようじゃないか。

もち米

我が熊っ子が小さな小さな「金魚田んぼ」で育てたもち米。刈ってはさに掛けたのがだいぶ前のことだ。先週までいい天気が続いて、いい感じで乾いていたけれども、雨をもたらした寒波のせいで脱穀できなくなってしまった。今日のような快晴を願いながらいいタイミングを待ってた。人間の力だけじゃどうにもならん。

ようやく脱穀ができたが、まだまだ水分が高い。今日の段階では、乾燥が16.5くらいだけど、15%程度はベストとされる。そこで地干しをすることに。

しかし、いい色になったな。『黄金』その名の通り。

2011年10月19日水曜日

驚くほどの早さで生えてくるクズ。ほんとにやっかいなやつだ。畦刈りのとき、草刈機に巻き込んだクズのつるを何度も取り、いつもそう思う。

だが、今日の食卓には美しい果物皿が置いてあった。「クズのつるで作ったよ」とうちのNIKOが。なくてもいい邪魔者のクズでできたというのだ。見方一つ変えると…とよく言われるけど、確かにそうなのだ。

考えてみれば、数日前の稲刈りのときに、我が熊っ子たちはクズで「ロープ」を作り、畦登りしてた。僕みたいな先入観を持たずに、その辺で這ってたクズのつるをうまく使えた。この世には余計なものがないな。

2011年8月17日水曜日

田んぼ

今年もやっている。土砂崩れの修復工事が無事終わって代掻きや田植の時期に間に合った。土砂とともに栄養がたくさん流れたので、肥料要らんと師匠。
息子は大好きなもち米を自分ひとりで金魚の田んぼに植え、ほかはみんなコシヒカリ。約7畝ある下の田んぼでは今年田植え機を使った。工事の重機の使った道ができて、下の田んぼには機械が入るようになった。でも沈んでしまうのはないかと深いところもあって補植だけじゃなく手で植えるところもある。

蓮は元気になったな。レンコンが採れそうだ。

稲たちが咲く時期ってほんとにいい。なんだか嬉しくなる。

今日から、本県でもお米に含まれる放射性物質の調査が始まった。ここまで飛んできたのかのぅと思いつつ...気にはなる。だが、ナウシカの住む風の谷のように、この地域は高い山々に守られて西からいい海風が吹いてくる。

2011年5月24日火曜日

田んぼの工事

昨年の秋に起きた土砂崩れは人間の力だけじゃどうにもならない。雪が融けて山の田んぼに重機はやってきた。崩れた斜面を石で固定して畦を固める。作業は着々と進んでいる。まさに職人技だ。十数年も前のことだけん、多くの犠牲者を残した地滑りはこの谷の向こう側を襲った。急な斜面に囲まれているこの地域をいかに守るかは今も大きな課題だ。と思いながら、田植えができる時期を楽しみにしてる。去年より若干遅れてしまうが。

2011年3月9日水曜日

筋肉痛


幼児にそろそろついていけなくなってしまうトシになったんだ。自分の限界を知るのもいいけど、足が棒になるほどの筋肉痛はたしかにつらい。そのわけとは、息子とのスキーなのだ。自宅から車で走ること40分のところにスキー場がたくさんある。本当に恵まれている環境だ。越後と北アルプスの山々がそそり立っている中、今年も滑っている。


去年はビビっておとうさんの足に挟まれたまま一歩も離れられないくまっ子は、今年に入って一気に一人で滑れるようになった。親ばかのような話ではないけど(いや、親ばかの話だよ)、徐々に上手になっていく姿に感動した。クラブに入って早くも選手になれなんて、そんな野望は欠片もない。親子で楽しく滑ればいいんだ。といっても、まだまだだ。ハの字をばっちり決め尻を出したままの滑りだよ。でも、怖いという気持ちを超えて急な斜面でも自分一人で堂々と滑れるようになった成長がほんとに感動的だ。涙がでちゃうくらい。やっぱり親ばかだね。


そんな息子だが、滑りの楽しさを覚えゲレンデを休まずに滑っている。もとの話にもどるけど、ついていくのがしんどくなってきた。午後の券だけで10回近く滑って、それはそれは足にくるはずだ。ほんとに疲れる。でも、楽しい...やっぱり親ばかだ。

2011年3月8日火曜日

いのしし


この間、猟師さんからお裾わけしてもらっためったに食べられないいのししのお肉。山と森を自由に走り回る猪だからか、あばら骨にくっついた肉がおいしくてたまらんかった。普段は小食でなかなか食事が進まないという息子と珍しいご馳走を奪い合って、野生動物にでも変身したかのように次から次へと激しくかじっていく息子の姿にはびっくり。


あまりにもおいしいので、骨すらもったいない。じっくり煮込んで、ラーメンのスープを作ることに。こだわりのいのししラーメンを口にした息子は思わず「うまっ!カップラーメンみたい!」と大喜び。うまさの基準は人それぞれだね。それにしても、何時間もかけて作ったというのに...あいつの味覚は一体どうなっている...(笑)

2011年3月7日月曜日

冬の思い出


今年も大雪だった。小正月の頃に一日で60センチも積もって、高田の町で5年ぶりに一斉の排雪が行われた。まあ、大変だった。越後だけじゃなく、日本のあちこちもそうだった。ニュースを見る度に、なになに市で30センチの積雪が計測され大変だなど、普段さほど積もらない地域の人々が雪に困っている姿は印象的だった。


ところで、標高十何メートルの高田での積雪は一時150センチにまで達した。山奥の小さな集落ではなく、何十万人も住む町では。そのときに初めて知った。越後は豪雪地帯ではない。特別豪雪地帯なのだ。除雪や排雪の費用は莫大で、雪下ろしのときに屋根から落下して死亡してしまうなど雪の怖い面がある。でも、冬に備えて雪囲いなどをしたり、積もってくる雪とともに何気なく暮らしているというのが越後の人々の姿だ。家の2階まできている白い壁のすぐ側で、渋谷で3センチも積ったと騒いでいるNHKの生中継をみている。雪に慣れていない地域では3センチの積雪でも大変なのはわかるが...