2011年3月7日月曜日

冬の思い出


今年も大雪だった。小正月の頃に一日で60センチも積もって、高田の町で5年ぶりに一斉の排雪が行われた。まあ、大変だった。越後だけじゃなく、日本のあちこちもそうだった。ニュースを見る度に、なになに市で30センチの積雪が計測され大変だなど、普段さほど積もらない地域の人々が雪に困っている姿は印象的だった。


ところで、標高十何メートルの高田での積雪は一時150センチにまで達した。山奥の小さな集落ではなく、何十万人も住む町では。そのときに初めて知った。越後は豪雪地帯ではない。特別豪雪地帯なのだ。除雪や排雪の費用は莫大で、雪下ろしのときに屋根から落下して死亡してしまうなど雪の怖い面がある。でも、冬に備えて雪囲いなどをしたり、積もってくる雪とともに何気なく暮らしているというのが越後の人々の姿だ。家の2階まできている白い壁のすぐ側で、渋谷で3センチも積ったと騒いでいるNHKの生中継をみている。雪に慣れていない地域では3センチの積雪でも大変なのはわかるが...




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