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2011年3月9日水曜日

筋肉痛


幼児にそろそろついていけなくなってしまうトシになったんだ。自分の限界を知るのもいいけど、足が棒になるほどの筋肉痛はたしかにつらい。そのわけとは、息子とのスキーなのだ。自宅から車で走ること40分のところにスキー場がたくさんある。本当に恵まれている環境だ。越後と北アルプスの山々がそそり立っている中、今年も滑っている。


去年はビビっておとうさんの足に挟まれたまま一歩も離れられないくまっ子は、今年に入って一気に一人で滑れるようになった。親ばかのような話ではないけど(いや、親ばかの話だよ)、徐々に上手になっていく姿に感動した。クラブに入って早くも選手になれなんて、そんな野望は欠片もない。親子で楽しく滑ればいいんだ。といっても、まだまだだ。ハの字をばっちり決め尻を出したままの滑りだよ。でも、怖いという気持ちを超えて急な斜面でも自分一人で堂々と滑れるようになった成長がほんとに感動的だ。涙がでちゃうくらい。やっぱり親ばかだね。


そんな息子だが、滑りの楽しさを覚えゲレンデを休まずに滑っている。もとの話にもどるけど、ついていくのがしんどくなってきた。午後の券だけで10回近く滑って、それはそれは足にくるはずだ。ほんとに疲れる。でも、楽しい...やっぱり親ばかだ。

2010年11月19日金曜日

七五三

山に登り、強くなった、
そして大きくなった
くまっ子の七五三。
お宮参りは、
桑取谷の奥の奥にある
神明神社。

桑取では、七五三詣が比較的新しい
祭祀であって、昭和50年代生まれ
の世代がその初めての対象となったようだ。
同じ日には、近くの湯ったり村で
収穫祭をやっていたのだ、
地元で採れた野菜やキノコの
味に誘われ、七五三に続いて
1日お祭りモード。

お兄さん

 もう11月の半ばだ。七五三の季節が訪れてきて、うちの熊の子も、数え5歳になって宮参りすることになった。ただ、その前に、「もうお兄さんだよ」ときっちっとみせなければならない、いわば家訓のようなものが我が家にある。というか、今年からある。というか、勝手につくったのである。というわけで、お兄さんになったぞという証に、山に登らなければならないことになってしまった。うちくまっ子にとって、決して初めての登山ではないけれども、今までは疲れたら、抱っこしてもらったり、登山用のおんぶ紐みたいなのに眠ったまま、山頂に立ったりしたこともある。今回は、自分の足、自分の力で登らんと、七五三なんかできない、厳しい話となってしまった。
 元々は大人でもかなりの登り甲のある斐鉾ヶ岳に登ろうと思っていたが、早くも雪を被せてしまったので、諦めた。選んだのは、住んでいる町のどこへ行っても美しくみえる南葉山、おしくも1千メートルに届かない山である。
 今年、クマが結構里まで出ている。猪も。クマよけ鈴を買って息子にプレゼントしたけれど、クマに遭遇したら、ちびっ子をどう守るか、本気で考えていた。くまっ子なのにな。始終、きょろきょろと常に周りをみていた。


登山とはいえ、つい採りたくなる美味しそうななめこに出会った。
撮るんじゃなく、採るんだよ、とうちで怒られたけど…


なだらかな形をしている南葉山だが、
ところどころ急な登り坂があって
油断はできない。


といいながらも、くまっ子は遊びたがる。
重たい雪を背負って曲がった枝に
登り、探検。


暫くの間、南葉山は「七五三の山」になった。
「今日、七五三の山に登るよ」と自慢そうに
ゆってた息子は最後までがんばった。
何回か、「6合目で帰ろうね」とか
「8合目までだね」とか、多少疲れが出て、
諦めようかという危機が訪れた。
だが、その日のくまっ子は
決して諦めなかった。
親父と交渉することなく、
自分で『上まで登るぞ」と
決めつけ、山頂まで自力
で登った。そして「登ったよ」と
かみさまに報告した。


上越平野を一望できる山ではあるけど、
この日、霞んでいて、おまけに
黄砂も飛んでいたから、
ちょっと残念。


下山は、明神峠を通って山を
下っていくことにした。
途中で、桑取谷、そして
鏡池がみえた。

毎年の雪に決して負けない
樹たち。上はだめだったら、
横の方へ伸びていくんだ。


下りもきついよ。


明神沢の周辺。いくつかものの沢を
超えなければならない。


後谷峠から望む小高い山。


里に近づいてきた。昔、山仕事などに使われて
いた道が大好きだ。


下りた頃には、夕日が山頂に
登っていた。くまっ子、よぅがんばったな。



2010年9月19日日曜日

煙と共に休日

9月に入って最初の週末。家族でお約束のSL旅行。新潟市から会津若松に向かって走るシゴナナ、磐越物語号に乗ってきた。鉄っちゃんが撮ったかのような、マニアとしか思えないような様々な”部品”や蒸気機関車のいろんなところを写した写真が山ほど。くまっ子のための旅というより、親のはしゃぐ旅だった、と反省中。

新津駅。シゴナナの実家。

ほんとに美しい。魅了されちゃうこの”からだ”に…

針やいろんなレバーがいっぱい。石炭を燃やしているところ
もちらっとみえる。
そういえば、
くまっ子は
お土産に石炭を
一個もらった。

黄金の色になった越後平野から山に入って、
阿賀野川の川沿いを走る磐越物語
から途中で降りた。
狐の嫁入りで有名になった
津川で温泉と殿様街道散策。

車じゃないから、
一杯呑める。
それはうれしいこと、うれしいこと。
まさしく久々の休日。

2010年8月6日金曜日

7月物語③ 藍染め

NIKOです。
7月を振り返る企画、第3回目は「藍染め」です。
毎年7月に行っている藍染め。
いつもは手ぬぐいですが、今回はTシャツを染めてみました。
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絞りの藍染め、まずは割り箸を芯にして輪ゴム止めし、
模様を作ります。
作ったら藍の液の中につけ、
それを流水でざぶざぶ洗うと、濃い藍色が定着してきます。
空気を混ぜるように洗うのがポイント。

               腕も染めるのかな?輪ゴムで止めてるね・・・

洗い終わったら、干しましょう。
手のひらでパンパン叩いてしわを伸ばします。

            もう3回目。ベテランの手つきです。

できあがったTシャツがこちら!
4歳になって、ちょっぴりお洒落に目覚めてきた彼も
大満足の仕上がりです!

                 かっこいいポーズ、イェイ!

7月物語② 海の季節!

NIKOです。
7月を振り返る企画、第2回目は海!
夏と言えば、やっぱり海ですよね~。
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普段は山や森を駆け巡っている森のようちえんの子ども達ですが、
ここ上越は、海だってとても近くにあるのです。
というわけで、楽しい梅もぎ遠足の帰り道に、海によりました。
夏はやっぱり海!
ただそこにいるだけで、わくわくする海!
思わずスッポンポンになって、全身で感じたい海!

スッポンポンになったのは、子ども達のカラダだけではありません。
ココロもきっと、スッポンポン。
あっけらかんとした、おなかのそこからの笑い声が響き渡った海岸でした。


海は、子ども達の笑顔がよく似合います。

2010年6月27日日曜日

森に潜む銀の竜 -あるいは幽霊

NIKOです。
皆さんは、自分だけの「秘密の場所」を持っていますか?
そこへ帰れば心安らぐ、そんな場所がありますか?
私と息子の「秘密の場所」、
それは「銀の竜が棲む森」です。

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息子がまだよちよち歩きの頃から、毎日のように通っていた森。
自宅から森の入り口までは、たった徒歩2分。
しかし、そこから広がるのは外界とは全くの別世界です。


梅雨の晴れ間がのぞいたこの日、息子が森に行くと言い出しました。

「ユウレイソウを探しに行こう!」

ユウレイソウ・・・ユウレイタケ、いろいろと呼び名はあるようですが
正式には「ギンリョウソウ(銀竜草)」というようです。
それは本当に不思議な植物。まず、草には見えません。
その名の通り、全体が銀色・・・青白い真珠のような光沢ある色で
怪しい輝きを放っています。
葉緑体がないので、光合成ができないのだとか。
ベニタケ属のキノコの菌類に寄生して養分を得ているという、
不思議な植物・・・なのだそうです。
雨上がりの柔らかい土の中から、すっくと頭をもたげる姿は
凛とした気高い龍を思わせ、
暗く静かな森の中で怪しく光る姿はまた、確かに幽霊のようにも見えます。


一度見たら忘れられないその姿、
息子が初めて見たのは、まだ2歳の頃でした。
おぼつかない足取りで森を進んでいた時
つまずいて転んだ、その視線の先にユウレイソウが生えていました。
じーっと、見つめていた息子。
うわー、なんだろう? 同じように目を丸くして驚いた母。
そして早速調べてみて、
最初にたどり着いた呼び名がユウレイソウでした。

当時の息子は「幽霊」という言葉を知らず、
ユウレイソウのことはそれっきり忘れていたようですが、
4歳になった今、
母がふとつぶやいた「そろそろユウレイソウ生えてる頃かな」の言葉で
俄然興味が湧き、「何々それ? 幽霊がいるの?? 探しに行こう!」
となったわけです。

                     途中でちょっと寄り道です。

勝手知ったる森の中。でも、ユウレイソウはそう簡単にはみつかりません。
柔らかい足元に注意を払いながら、
チゴユリやオオイワカガミの葉をめくって・・・「あった!」
今回も、見つけてくれたのはやっぱり息子でした。


幽霊というより、やっぱり銀の龍かな・・・ 母はそんな風に思いました。
息子は、
「夜になったら森から出てくるかな、幽霊になって飛ぶかな・・・」と、
じっと息をつめて見ています。
発見の喜びと驚き、そして微かな畏怖の念。
息子の中に、さまざまな感情が渦巻いているのが,
手にとるように分かります。
「ユウレイソウの場所、二人だけの秘密だよ」
声を潜める息子。大切な宝物を隠すみたいに、
めくったオオイワカガミの葉をそうっとまた、戻していました。

息子と顔を見合わせて、思わず微笑んでしまいました。
ステキな秘密の共有、なんだかとてもいい気分です。

こんな気分を味わわせてくれた、銀の龍-あるいは幽霊 に感謝・・・







2010年6月22日火曜日

何を作っているでしょう?

またまたNIKOです。
森のようちえんならではの、楽しい工作をご紹介。
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お散歩しながら、いろいろな葉っぱやお花を集めてきました。ていねいに、小さくちぎっています。さて、何ができるでしょう?



おやおや、なにか筒状のものが。



なにやら覗き込んでいます。 くるくる回しながら・・・



もうお分かりですよね。 そう、作っていたのは万華鏡です。 お散歩しながら集めたお気に入りの草花達を材料にして作った万華鏡。ワクワクしながら覗き込んだ世界は、こんなにもきれいに輝いていました。



身近に当たり前のように生えていて、時には「雑草」なんて呼ばれ簡単に引っこ抜かれてしまう野の草花。実はとっても魅力的でキレイだったりするんです。 その美しさにドキドキしながら見入ったのは、子ども達だけではありません。大人だって、同じ。

明日になったら、また違うお花や葉っぱを集めよう! 息子はウキウキしながら、眠りにつきました。
ステキな草花が見つけられるかな・・・?
明日からのお散歩が、よりいっそう楽しくなるはずです。

モリアオガエル -生まれるいのち、見守るいのち

お久しぶりです、NIKOです。

30数年生きてきて、初めて気がついたこと。それは自分が大のカエル好きだということ! というわけで、今日は私の大好きな里山のカエルさんを紹介します。私たちの田んぼの住人でもある、モリアオガエルさんです。

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モリアオガエルは、その名の通り森の中に住むカエルです。色は、個々で濃淡の違いはありますが、一様に鮮やかな緑色です。 コロコロごろごろいう鳴き声は、蒸し暑いさなかの田んぼ仕事にはもってこいのBGMです。 

                              どうも、モリアオガエルです

                          あの、そんなに睨まないでくださいよ・・・

(モリアオガエルの鳴き声はこちら 
 http://www.hitohaku.jp/education/frog/zukan/moriao.html  )


モリアオガエルの一番の特徴は、卵の産み方。水辺に張り出した木の枝に登って、泡のカタマリのような卵塊を作るのです。


一回り身体の大きなメスを取り囲むように何匹ものオスがやってきて、みんなで一緒に受精卵を足でかき回します。そうすることによって、メレンゲのように決め細やかな泡がたち、卵を守る卵塊になります。

たくさん集まってくるオス達。メスをめぐって、競い合っているようには見えません。かけがえのない命をつなぐために、じっと、見守りあっているというような、不思議な一体感がそこにあります。

1,2週間もすると、卵塊の中でオタマジャクシが孵ります。オタマジャクシはじっと雨を待ち、雨で解けた泡と一緒に、水辺にポトリポトリと落ちていきます。そしてそれからは、ほかのカエルたちと同じように水の中でオタマジャクシの時期を過ごし、やがて足が生えてカエルになっていくのです。

今年も、モリアオガエルの産卵を見ることができました。かけがえのない命が誕生する瞬間を、4歳になる息子は、息をつめて見守っていました。自分自身の、かけがえのない仲間達とともに。


壮大なドラマでありながら、音ひとつたてず静かに進行する誕生の奇跡は、小さな子ども達の胸にもしっかりと刻み込まれていくでしょう。

いつまでも、忘れないでいて欲しいと思います。
いのちが生まれる瞬間に、時を忘れて魅了された、この日のことを。

2010年4月13日火曜日

春の森

書きたい気持ちはあるけれど、
書いてる時間のないペパーシュに変わって・・・
どうも、こんにちは。ペパーシュの妻NIKOが登場しました!
ペパーシュともども、今後ともよろしくお願いいたします~♪

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今年の春は、ずいぶんのんびり屋さんみたいだ。
それほど寒くはないものの、ちょっと木陰に入ればまだ雪が解け残っている。 見上げる空はどんより鉛色で、桜のつぼみはようやくほころび始めたばかり。 それでも足元は明るい。 フキノトウは大きく開き、ツクシは伸び放題の大豊作。 春休みを関東で過ごし、少し疲れて帰ってきた息子。こちらに戻ってきてからは急に元気になって、
森に飛び込んでは水を得た魚のように元気に走り回っている。
カタクリの花をみつけて、大喜びの息子。
「よっしゃーっ(← 最近の口癖)!! 上越ももう春じゃん!!」
カタクリは息子にとって、真っ先に春を告げる花なのだ。種が地に落ちてから、7年かかってやっと葉っぱが2枚出て、8年目にようやく可憐な花を咲かせるカタクリ。
「カタクリのお花は8歳なんだよ、お姉さんだね」
そういうと、まだ4歳の息子は感心したように深くうなずく。見て楽しく、食べて美味しいカタクリ。7年かけてじっくりとデンプンをたくわえた葉っぱを、少しだけいただいて、おひたしにして食べた。思わず笑顔になってしまうほど、甘くて美味しい。息子も喜んで食べてくれた。山の恵に感謝。


春の森では、生や死の気配が濃厚だ。 無残に折れたり、地面に這い蹲るように曲がった木がたくさんあり、 この冬の豪雪のすごさを物語っている。 息子が、顔が崩れてしまったタヌキの亡骸を見つけた。 冬の間に力尽きて、雪に埋まっていたのだろう。 まだ「死」というものがよくわからない息子に、花を手向けて、手を合わせることを促してみる。 息子は、よくわからないながらも神妙な顔をして、花を探してきた。 そして、自力で動けなくなってしまったタヌキのためにと、 自分で考えて、近くの小川から水を汲んできてあげていた。 森が、すこしづつ息子を育ててくれている。


死があれば、生もあるのが森の中。 雪解け水のながれこむ冷たいため池にオタマジャクシがたくさん泳いでいた。 まだ1センチにもならないようなチビおたまじゃくし。 手のひらにのせて微笑む息子が随分お兄ちゃんらしかった。


ただ歩いているだけでなんとなく楽しくなる春の森。 山菜の季節も、もうすぐそこだ。 森のようちえんも始まった。 息子は毎日、元気に森へ駆け出していく。

今年もまた、たくさんの森の恵に出会えますように。