2010年7月9日金曜日

美人


畦に生えているネジバナ(捩花)。
茎をくるくる巻いて小さな花を咲かせるところから名前がきている。
蘭科の植物だけにとっても美しい花だ。
畦刈りのときに気をつけないとな。

ブルーベリーたち

友人の農家でブルーベリーも作ってる。
今年も、1週間ほど遅れてブルーベリー摘みの時期がやってきた。


ヨーロッパの山林に生えるちびっ子のブルーベリーじゃなく、
ここでは脚立を使わないと、収穫なんかできない
かなりでっかいカナダ系の品種ばっかりだ。


ブルーベリー摘みはパートのおばあちゃんたちが毎年やってるけど、
たまには僕らもお手伝いされてもらう。
きちんと仕事しとると思いきや...


...食ってた。

カミキリ虫の姿は美しいけど、
果樹農家で歓迎されるお客さんではない。
幹を食ったりするので、
子どもたちに”1匹何円”
と採集を促すところもあるようだ。

憩いのひととき



田仕事で疲れたときは木陰に座りゆっくり休む。沢で湧く水を飲んだり(ビールでもいいけど...笑)、木の実を食べると、また力が出てくる。うちの田んぼの近くにグミの木が生えてきれいな紅色の実をご馳走してくれる。それに、桑の実。昔、お蚕のために桑の木がたくさん植えられたらしいけれでも、今も、あちこちに広い葉っぱの下に息子の大好きな桑の実が隠れている。




2010年7月7日水曜日

相撲の賭博問題をNHKが裁くか

煙管に香ばしい煙草を入れ、じっくり考える。たまには必要だ。



今日、一人で昼ごはんを食べながら民法のワイドショーをみてしまった。タコの占い師と力士による野球賭博の問題で大変盛り上がってた(大丈夫かニッポン?)。名古屋場所を前に、各部屋の周りが報道陣に埋まったまま一斉捜査は始まったという。暴力団との関与が取りあげられてる。NHKのお偉いさんも、今場所の取り組みの生中継を放送しない、とまるで裁判長のように、問題を犯した相撲界に罰を言い渡した。社会のモラルを守るがゆえに、といわんばかり...

別の事件からまだ3年も経っていない。時津風部屋で稽古中に若い力士に暴行を加え、死亡させたあの事件。暴行を指示した親方は有罪となったが、最後の判決に対して上告中だ。実際に暴行した兄弟子たちも一応有罪となったけど、執行猶予付きの判決だった。この問題の最新情報、おそらく亡くなった力士のふるさとでローカルニュースにしかならない。稽古中に人が亡くなったとき、暴力やいじめが発覚されたとき、有罪判決が決まったとき、「相撲なんか放送しませんよ」と社会のモラルを守るNHKのお偉いさんはどこにいたのだろうか。あのとき、生中継を中止したのだろうか。

競馬や競輪などで当たり前のように大勢の人がお金を賭けてる国。街の至るところにパチンコ屋さんのある国。そんな国では、琴光喜たちのように、野球試合の結果にお金を賭けては絶対にならない。とってもいけないことだ。そんなお相撲さんの姿を国民に決してみせられない。捜査の結果を待たず、裁判の結果を待たず、お相撲さんは悪者だよ、とNHKは指差している。「稽古中に力士が亡くなるのは良くないけど、確かに良くないけど...でも絶対に、絶対に賭け事すんな」というのはNHKの主張かなあ。

もちろん、朝青龍をめぐる問題などなどあって今回の賭博事件はまさに最後の一滴となり、「これ以上我慢できないぞ。もう許せないぞ。」というのも背景にあるかもしれない。あるなら、きちんと説明すべきだ。そうしないと、角界だけじゃなく、NHKのモラルも問われるだろう。

除草RELOADED

暑くなって
水温が上がって
稲たちも元気になった。

冷たい山の水、ゾウムシたちの食い倒れ大会などなどに苦しんでいた稲たちは少し顔色がよくなって背も伸びた(まだまだ平野の田んぼよりチビだけんど)。ただ、雑草たちも一生懸命だ。稲にくっついて”見えない!見えない!”作戦。まるで稲に抱っこされているかのようなコナギ。一日何センチも伸びるんじゃないの?!というほど伸び伸びと育つイネ科の田草。それに、田植えの前にきちんと刈った畦もまたジャングルへと変身。いつの間に?!とこころが叫んでいる。


畦刈りしつつ、今度は作戦を変えて除草機を導入。手作業よりはるかに速いけど、同じ列に並んでる稲と稲の間を残しつつ...それでも速っ!少し余裕が出てきて、田んぼの生きものたちをじっくり観察できるようになった。コオイムシの父ちゃんが卵を乗せ泳いでる姿を初めて目にした。田んぼのど真ん中でカメラも持たず...残念だった。それと、最近よく出てくるイモリたち。オタマジャクシも何世代目かな。マイペースのシマヘビ。襲いかかってくるヒルたちの軍団。生き生きしてるな、田んぼって。

作戦変更。友人から貸してもらった除草機。

捕まえたいもり。このままじゃ地味だけど、ひっくり返すと、超はでな色!






2010年7月2日金曜日

唄唄唄

最近、音楽がきっかけで感動したことがある。三つもある。パソコンに向かって仕事してる合間に。腰を曲げて草取りをやっている合間に。やっぱり音楽が一つの力の源だ!

(何か新しいことでも発見したかのうような書き方はやめようね。 
- もう書いちゃった。
- あらぁ~。 

...これって二重人格?)

それじゃ、順番に紹介していこう。

瀬谷佑介の「僕の仕事」が生まれ変わった。僕のお気に入りで、車の中でよく聴いてる。新しいジャケットができ、新たなアレンジで改めて録音した曲もあって...新鮮でありながら、懐かしいような...複雑な気持ちだな。ただ、何といってもこの熱いジャケット!


雨が上がったばかりのむし暑い中、またお寺のコンサートを聴きにいった。現場はまた浄興寺さんだった。ただ、今回は、「でんでらパーティーコンサート」といってNHKのにほんごであそぼでも活躍の大高静流さんのわらべ歌などなどが寺に漂ってた。子どもたちは大はしゃぎで、とっても楽しい時間だった。「でんでらりゅうばでてくるばってん」と歌いながらも、でんでらりゅうばが出たし...しかし、何といっても、最初の音、一番最初の音は、寺を満たし、僕のつまさきまで響いた。唄、人の声の力...唄が始まる以前、唇から出てくる音、胸から、心から出てくる音...



そして最後にトム。持てたトム・ウェイツのCDの一部をなぜか実家に置いたまま、遠い日本にきちゃった。むろん、ネットなどで聴けるし、YouTUBEで動画も見られるし...とでも思ったのかな。でも、友人に貸してもらったClosing TimeやSmall Changeを久々に聴くと、涙が出てしまうほど感動したんだ。70年代の曲、僕より年上の曲。感動する。