幼児にそろそろついていけなくなってしまうトシになったんだ。自分の限界を知るのもいいけど、足が棒になるほどの筋肉痛はたしかにつらい。そのわけとは、息子とのスキーなのだ。自宅から車で走ること40分のところにスキー場がたくさんある。本当に恵まれている環境だ。越後と北アルプスの山々がそそり立っている中、今年も滑っている。
去年はビビっておとうさんの足に挟まれたまま一歩も離れられないくまっ子は、今年に入って一気に一人で滑れるようになった。親ばかのような話ではないけど(いや、親ばかの話だよ)、徐々に上手になっていく姿に感動した。クラブに入って早くも選手になれなんて、そんな野望は欠片もない。親子で楽しく滑ればいいんだ。といっても、まだまだだ。ハの字をばっちり決め尻を出したままの滑りだよ。でも、怖いという気持ちを超えて急な斜面でも自分一人で堂々と滑れるようになった成長がほんとに感動的だ。涙がでちゃうくらい。やっぱり親ばかだね。
そんな息子だが、滑りの楽しさを覚えゲレンデを休まずに滑っている。もとの話にもどるけど、ついていくのがしんどくなってきた。午後の券だけで10回近く滑って、それはそれは足にくるはずだ。ほんとに疲れる。でも、楽しい...やっぱり親ばかだ。