2010年9月12日日曜日

8月の田んぼ ① 穂

これやってあれやって、気がついたら、もう9月。その間、田んぼは大きく成長してきた。これからは時間をかけて山の小さな田んぼが遂げた大きな成長を振り返りたいと思う。


まずは、8月に入ると、穂がでる。ほんとに心配してたんだけど、出るかなあ、と。だが、穂って必ず出るんだ。稲の発育がどんなに遅くても力絞って穂を出す。僕らみたいなダメな農民でも、稲はがんばってくれる。白い花が咲いて、いいにおいが漂ってくる。穂が出た!

ただし、穂は出ると、草取りができなくなる。穂に傷つけてはいけないし、稲自体も大きくなっているので、田んぼにはもはや入れないから。それで、それまで戦っていた雑草たちも元気になって、知らん顔しながら、みるみる大きくなっていく。そして花を咲かせるのは、稲だけでなく、コナギも、他の雑草も。考えたら、可愛いらしい花だが、なんだかむかつく。おまんのためにこの田んぼを耕したわけじゃないぞ、と。でもいくらぶつぶついっても稲の下に雑草の絨毯ができちゃう。お薬使わないもんだから…

稲の栄養を奪ってコナギも花を咲かせる




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