2010年5月10日月曜日

田んぼ

こうやってみると、山の田んぼがチェコにみえてしまう。僕の実家からかなり離れた南部チェコ地方。17世紀に沼地を鯉の養殖のために無数の池が誕生した。池の岸には並木が並び…不思議なことに、能生の棚田を眺めると、ふるさとの風景が思い浮かぶ。
さて、連休はすっかり農民になって、田んぼの仕事に夢中だった。苗たちがどんどん伸びててもうじき田植えだな。たしかに、今はまさに田植えの時期だ。ただし、苗を植える前に、田んぼを起こさなければならん。山から冷たい雪解け水が流れているので、その流れをせき止めて水温を上げる。水を張るというんだ。オタマジャクシが大喜び。彼らの生き生きしている姿から元気をいっぱいもらえる。上の田んぼで温まった水が自分たちの田んぼへと入る場所を見つけ、オタマジャクシ温泉でじょんのび。真っ黒だよ。

田んぼの畦を固め、畦塗りしなければならない。畦を削って打って稲の株つきの泥をたっぷり入れて、そして最後にキレイな形に仕上げる。生まれて初めての作業なんだけど、なんだか楽しい。

次は代掻き。小型トラクターを貸してもらってとっても助かった。あっという間に終わった。何度も何度もくるくると廻り、”美味しそうな”、キレイな泥んこを仕上げて…焦っちゃいけない仕事。夕焼けとともに三枚目の田んぼの代掻きを終え、ほっとした。

息子も手伝ってくれた。オタマジャクシを捕まえて上の田んぼから下の田んぼへと。今度は真ん中の小さな田んぼへと運んでいく。大忙し。

オタマジャクシはもちろんのこと、アメンボやいろんなクモたち、それにミズカマキリ。今年もタガメを見つけるのだろう。
農作業の合間に駒打ち。ナメコとシイタケを作ろうかと思って…確かに、稲作だけじゃ、一姓だな。どうせなら、百姓を目指して…

後は畦の草刈をやってから田植えだ。

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