2010年5月10日月曜日

里山の春

連休から暖かい日々がずっと続いているけど、たった十日間前に(4月29日)桑取の谷へ入ったら、まだまだ雪がたくさん残っていた。かみえちご山里ファン倶楽部主催の春の散策会に今年も家族で参加して新緑を着たばかりのブナ林と雪を同時に味わってきた。
林の中からヤブサメのさえずりが聴こえ、サンショウクイの「ピリリ」も山に響いた(山椒を食べるとピリ辛いということから名前がきたようだ。)。川の方に降りたら、今度はオオルリのカップルが姿を現してくれた。樹のうろに寝ぼけたハクビシンがこっちをじっと見つめ、タヌキさんやイノシシのふんも発見。

コシノコバイモ

ただし、なんといっても植物たちがとっても美しかった。雪の溶けたところにはカタクリが花を一面咲かせ、コシノコバイモやコシノカンアオイ、コシ、つまり越後の越がつく、この辺でしか見られない品種の名前を憶えるのに今年も必死。

コシノカンアオイ

形が楽器に似ていることから名前をもらったコシノチャルメルソウ

ハナワサビ (食べたら、ピリッと辛く、美味しかった)

タヌキラン (まあ、多少似てはいるけど…)

ナガハシスミレをこの地域でテングスミレっていうのだ。たしかに天狗さんのお鼻にそっくりだ!

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