咲いてたカタクリたちの姿はどこいった?白くなった畦。
2010年4月15日木曜日
2010年4月13日火曜日
種蒔き
数日前に雪かきをしたばかりのところにハウスを建て、種蒔きが始まった。土に種を預け、ぱらぱらとまた土をかけて種を隠す。何しろ丁寧に、赤ちゃんのように扱っている。土が傾いたらダメ。種が顔を出してしまったらダメ。気をつけなければならないこと多し。最後は等分に水をかけ、そしてシートをかける。まるであかちゃんを寝かしつけているかのように。芽がいつ出るだろう。
周りにジョウビタキがたちが遊んでいる。美しい橙色のシャツに黒いマント。それに灰色の帽子。まあ、格好いい。鳴き声はこの時期にしか味わえない。冬を越してもうすぐ旅立つからだ。作業場の近くでホオジロもさえずる。もうじき、他の小鳥たちも加わって里山が賑やかになるぞ。
春の森
書きたい気持ちはあるけれど、
書いてる時間のないペパーシュに変わって・・・
どうも、こんにちは。ペパーシュの妻NIKOが登場しました!
ペパーシュともども、今後ともよろしくお願いいたします~♪
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今年の春は、ずいぶんのんびり屋さんみたいだ。
それほど寒くはないものの、ちょっと木陰に入ればまだ雪が解け残っている。 見上げる空はどんより鉛色で、桜のつぼみはようやくほころび始めたばかり。 それでも足元は明るい。 フキノトウは大きく開き、ツクシは伸び放題の大豊作。 春休みを関東で過ごし、少し疲れて帰ってきた息子。こちらに戻ってきてからは急に元気になって、森に飛び込んでは水を得た魚のように元気に走り回っている。カタクリの花をみつけて、大喜びの息子。
「よっしゃーっ(← 最近の口癖)!! 上越ももう春じゃん!!」
カタクリは息子にとって、真っ先に春を告げる花なのだ。種が地に落ちてから、7年かかってやっと葉っぱが2枚出て、8年目にようやく可憐な花を咲かせるカタクリ。
「カタクリのお花は8歳なんだよ、お姉さんだね」
そういうと、まだ4歳の息子は感心したように深くうなずく。見て楽しく、食べて美味しいカタクリ。7年かけてじっくりとデンプンをたくわえた葉っぱを、少しだけいただいて、おひたしにして食べた。思わず笑顔になってしまうほど、甘くて美味しい。息子も喜んで食べてくれた。山の恵に感謝。
春の森では、生や死の気配が濃厚だ。 無残に折れたり、地面に這い蹲るように曲がった木がたくさんあり、 この冬の豪雪のすごさを物語っている。 息子が、顔が崩れてしまったタヌキの亡骸を見つけた。 冬の間に力尽きて、雪に埋まっていたのだろう。 まだ「死」というものがよくわからない息子に、花を手向けて、手を合わせることを促してみる。 息子は、よくわからないながらも神妙な顔をして、花を探してきた。 そして、自力で動けなくなってしまったタヌキのためにと、 自分で考えて、近くの小川から水を汲んできてあげていた。 森が、すこしづつ息子を育ててくれている。
死があれば、生もあるのが森の中。 雪解け水のながれこむ冷たいため池にオタマジャクシがたくさん泳いでいた。 まだ1センチにもならないようなチビおたまじゃくし。 手のひらにのせて微笑む息子が随分お兄ちゃんらしかった。
ただ歩いているだけでなんとなく楽しくなる春の森。 山菜の季節も、もうすぐそこだ。 森のようちえんも始まった。 息子は毎日、元気に森へ駆け出していく。
今年もまた、たくさんの森の恵に出会えますように。
春は忙しい
越後の冬というのは、雪に埋まったまま、春を待つのだ。ドカ雪が降り出したら、仕方なく、雪下ろしや雪かきをしなかればならんけど、それ以外は、力を蓄えながら、ひたすら待つのだ。ただし、待ち望んだ暖かい日差しがようやく訪れたら、今度は大忙し。人々と同じく、雪の下で春を待っていた田の仕事だ。山にはまだまだ雪がたくさん残っているけど、里では、種蒔きの準備を始めている。
今年は、能生で農をやることになった。(ダジャレを言い出すようになったのはいつからだったっけ。笑。)里山の師匠に教えていただきながら、機械の入れない山の田んぼをすることに。麦の文化で育った僕にとっては、新鮮そのものだ。何度もお手伝いしたことはあるけど、今年は真剣勝負。まずは、発芽を促すために、種を浸して水温を多少あげている。
別のところで、糠を発酵させ、肥料をこしらえている。しかし、今年の天気は変。変わりやすく、気温が急に上がったり下がったりして、蜜蜂も大ピンチ。暖かくなったら、どんどん産卵を促してしまうけど、急に真冬のような寒さが訪れると、蜜切れで群の絶滅に直面している。糠の発酵も同じだ。気温の急変のためか、なかなか発酵が進まない。本来なら、糠の山に手を突っ込んどけば、中がぽかぽか暖かいはず。
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