2010年6月15日火曜日

お寺のジャズ


お寺さんから漂うものといえば、まず御香だな。それに、たまに聴こえてくるお経。ところが、親鸞聖人のゆかりの地である浄興寺というお寺は少し変わった寺なのだ。ときには、コンサートホールに変身し、お経ではなく、ジャズの曲が聴こえてくる。この間も、山下庸介さんの名前に引っ掛かってThe FORCEのライブを家族で聴きにいった。後の方にお客さんが立ち並ぶくらい、いっぱいいっぱいだった。山下さんのピアノはもちろんのこと、坂井紅介のベースも、ちょっとわがままなポンタ村上のドラムもとってもよかったけど、天田透さんのBs.フルートはね...チビっちゃうくらいよかった。どうやら、このツアーだけのために、住んでいるドイツのベルリンからわざわざきてくれたようだ。少なくとも僕らは彼の音に完全に魅了された。

壇上の四人は明らかに楽しんで奏でている。夢中になってやっている。楽器を通してずっとおしゃべりしているみたいだった。聴いている方も、時間の感覚がずれてしまうほど、どこにいるのか、どっからきたのか、すべて忘れてしまいそうな一時だった。音楽がつま先まで入って全身になみなみと注がれて...暴れん坊の息子でさえ、1時間ほどもった。

やあ、別世界に連れててもらったようだ。ジャズの極楽浄土か...(笑)

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