寒波がやってくるとぶるぶると寒さで震えるけども、
晴れたらぽかぽかと暖かくなる。
この間も、気持ちのいい日差しが当たって
小春日和の一日となった。
田んぼで少し仕事しようかと思って
能生に行ったら、「山芋掘らんか」と誘われて、
迷わず予定変更。
道具をそろえて出発だ。
くまっ子を連れて裏山へと入って、
沢を超え、谷を超え…
昔、田んぼだったところから急な斜面に登り、
山芋がたくさんあるという場所にたどり着いた。
数日前に、師匠は蔓に印をつけてくれたので、
葉っぱが枯れ落ちてもすぐに分かるのだ。
下の写真に写っているのは山芋じゃない。
トコロというやつだ。掘ってすぐに
分かってしまう。すぐに取れてしまうし…
山芋の仲間だけでも、苦くて食べも
しないというのだ。ただし、かつて
お薬として使われていたようだ。
これもまた興味深いなあ。
トコロじゃない!山芋だ!と分かったら、
けっこう深くまで掘る。
急な斜面での作業がきつい
けども、逆に急な斜面じゃないと、
なかなか掘れない。
傷つけないように、折らないように、
途中から丁寧に手で
掘っていかねばならない。
少しでも焦ってしまえば、
ぽきんと折れちゃうぞ。
いいのが取れた!
我が家では、山芋をすりおろして
だしと卵と混ぜるので、
白いとろろになるけども、
能生地域では味噌汁だけで
味を決めて作るということだ。
芋の味と香りを引き立たせて
うまい。