2010年8月10日火曜日

夢盆

夢に出てくるような盆踊り。これは、桑取谷で復活した昔ながらの盆踊りのこと。周りが暗くなったとき、櫓の辺りを提灯が照らし、音頭はテープじゃなく、生の声。一度息絶えたこの行事は、数年前に甦り、観光や地域おこしよりは、浴衣で登場する地元の人たちの楽しい姿が印象的だ。今まで何回も見に来たことあるけど、今年、初めて浴衣を着て家族で参加することに。

盆踊りといえば、割と簡単な動きをリズムに合わせて永遠に繰り返すというイメージがあると思うけど、くわどりは違う。難しいんだ。ほんとに複雑だ。手と足の僅かな動きを無視しても、身体の向きを何度も繰り返すところ、身体のバランスを途中で何度も変えるところ。前で踊っているおばちゃんの真似しても苦戦している自分の姿。全くつかめずに終わってしまった踊りもあれば、何とか踊れたというものもあったが…来年へ持ち越す課題だ。

輪をつくって踊るというのは、死者供養でもあり、盆を控えて死霊を懐かしい我が家へと呼び寄せる働きもあったようだ。祖先崇拝は子孫繁殖と密接に結びついているという説があるように、遅い時間になったら、唄の歌詞は下ネタだらけになり、お酒とともにある一定の方向へと進もうとしているようにも見受けられる。(笑)
子どもたちはかき氷を食べ、ラムネを飲み、最後に一瞬で終わる小さい花火を楽しむ。おばちゃんたちは互いの歌声や踊りをかなりの辛口で”評価"したり、集落ごとの笑いながらの競り合いも、酔っ払ったおじさんたちの姿もある。提灯の僅かな灯りの中で、昔ながらのおまつりだ。あぁ、楽しかった。



2010年8月6日金曜日

青空ランチ

NIKOです。
今回は8月1日に行った瀬谷佑介ライブ【青空ランチ】のご報告です。
山の中の廃村に家を建て、自給自足の生活を送りながら、
家族・大地への愛情がたっぷりこもった歌を作り続ける
シンガー・ソングライター、瀬谷佑介さん。
その温かい歌声を、多くの人に聴いてもらいたい、
大切な家族と一緒に、楽しみながら聴いてもらいたい・・・
そんな思いで企画した【青空ランチ】。
遠足&野外ライブで、オトナもコドモも存分に楽しめる時間になった・・・と思います!


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【青空ランチ】のスタートは、山登り遠足でした!
場所は、上越市のくわどり市民の森。山というより、小高い丘です。
涼しい風が吹き抜けるブナ林を抜けていきます。
ブナ林には、たくさんの虫、きのこ、木の実なんかがいっぱい!
森の案内人のお兄さんが、いろいろと教えてくれます。

            ヤマナメクジだ! つついてみようぜ~

小一時間かけてゆっくりとブナ林の散策を楽しんで、
ついに頂上の山小屋到着!
お待ちかねのお弁当の時間です。
たっぷり歩いて、おなかはぺこぺこ。

           母ちゃんのおにぎり最高!

お腹がいっぱいになったら、子どもたちは次々に外に飛び出します。
市民の森には、ステキな遊び場がいっぱい。
いろんな形の木の枝のブランコや、ハンモック、
みんなで登れるツリーハウスもあります。
サンショウウオのいる池を覗き込んだり、バッタを捕まえたり・・・
子ども達の笑顔と歓声がはじけます。

                ぼくもブラ~ンて、するよ!

子ども達が元気に駆け回っている間に、
大人たちは美味しいコーヒーを飲んで、ホッと一息。
(森の案内人のお兄さんは、実はコーヒーマスターでもあるのです。
 市民の森では、上越で一番美味しいコーヒーが味わえるんですよ!)
そして、いよいよお待ちかね、
瀬谷佑介さんのライブが始まります!

            遊んでいた子ども達も、ライブを聴きに集まってきました。

            ここ、ボクの特等席だよ。

            瀬谷さんの歌声、すっかり森に溶け込んでいます。

鳥のさえずり、虫の声、風の音、遠くで響く子ども達の歓声・・・
そこにある自然の音たちがみんな、
瀬谷さんの歌声にステキな伴奏をつけてくれます。
聴いている人、みんなに笑顔。
瀬谷さんの歌声も、いつも以上にのびやかに
明るく温かく森に響き渡りました。
このライブは瀬谷さんだけではなく、
森と人と、みんなで作り上げたライブだったんですね。

ライブが終わったら、森のバスに揺られて山を降ります。
ふもとの温泉でのんびりカラダを伸ばして、
ヒグラシの声を聴きながら、家路につきます。

帰りの車の中、子どもたちは疲れて眠ってしまったでしょうか。
「楽しかった~」て、思っていてくれたら嬉しいなぁ・・・

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【青空ランチ】の後、たくさんの方が感想を寄せてくださいました。
皆さんの声を、いくつかご紹介させていただきます。

♪ 森の中というロケーションがよかったです。
♪ 初めてライブを聞かせてもらいました。
  瀬谷さんご一家の温かさが伝わる歌に心なごみました。
  いつもにないゆったりした時間をすごすことができました。
♪ お酒を飲みながら聴きたいって思ってしまいました。
♪ 背景の森と佑介さんがとてもなじんでました。
  途中、イラク戦争の話がチラリとあり、
  今、ライブを聴いていられることの平和をしみじみ感じてしまいました。
♪ 生歌サイコー♪ 赤ちゃんもハイハイできたし、森のブランコやツリーハウス、
  とっても楽しい一日でした。

暑い中参加してくださった皆さん、本当にありがとう。
皆さんの言うとおり、瀬谷さんの歌は自然の中で聴くのが一番かもしれません。
(ビール片手にだったら、なお良かったかな!?)
また、みんなで楽しみながら瀬谷さんの歌を楽しめる機会を
きっと作りたいと思います・・・・
請うご期待!!!

【瀬谷佑介ブログ】http://happy.ap.teacup.com/sayyah/
【瀬谷佑介Youtube】http://www.youtube.com/watch?v=JwWMuXNQUUw&feature=related


弥彦の灯籠まつり


ご無沙汰してます。ペパーシュです。ペパーシュのソファー、その名の通り、ペパーシュがソファーで寝転がって何もしてないようにもみえるだろう。最近の記事をみると、ほとんどはnikoが書いてくれたものだ。今日は、大変遅れて、恒例の弥彦神社灯籠祭について久々に書こうかと思う。

今年も氏子青年会と一緒に灯籠台を担いで夜遅くまでお祭を楽しませてもらった。お祭のときだけに存在する不思議な世界。すべてを忘れ、灯籠台をもんでいる時(上下しながら激しく回すこと。これって弥彦弁?)ただただいい形を目指し、意識を失ってまでもひたすら頑張るお祭の力。毎回毎回感動する。ただし、いい形というのは、見せるためというより、捧げるという概念があっているかどうかはわからないけど、その場で、その瞬間に、力を合わせた男たちが一体化している。それで初めていい形が生まれてくる。仲間のため、おやひこさまのため、地域のため(その辺は色々あると思うけど)、自分の力、自分のがんばりを捧げる。普段やってることはまったく無関係だ。お祭だけの世界。

子どももおとなも共につくっている地域に根差したこのお祭。長い伝統をもつお祭。今年も、木遣りと掛け声に励ましてもらって、一日がんばったなぁ。また来年、よろしく。

7月物語④ 田んぼの住人達

NIKOです。
私が7月を振り返る企画も最後になりました。
最後は、私たちの田んぼの住人達を紹介します。
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暑くなってきて、稲たちはどんどん大きく成長しています。
そして、田んぼの住人達もまた、生き生きとし始めました。
7月の田んぼを、まばゆいばかりのイルミネーションで彩ってくれたのは、
ホタルたちでした。
星空と田んぼの境目が分からないほど、たくさん輝いていましたよ。

           指先でも慌てず騒がず。ホタルってとっても人懐っこいんです。

そして、昼間のたんぼはトンボの楽園。
シオカラトンボにオニヤンマ、そしてひときわ目を引くのが
この真っ赤な赤トンボ。
二匹寄り添って飛びながら、田んぼにちょんちょんと卵を産んでいました。
来年も、たくさんのヤゴたちが孵りますように。

            本当に鮮やか!

そして、珍しいのがコオイムシ。
お母さんがお父さんの背中に卵をうみつけるのです。
たくさんの卵を背負って、あたふたしながら育児に追われるお父さん。
見ていると、ほのぼのと笑えます。

          頑張れ父ちゃん!

夏の田んぼも、とても賑やかです。


7月物語③ 藍染め

NIKOです。
7月を振り返る企画、第3回目は「藍染め」です。
毎年7月に行っている藍染め。
いつもは手ぬぐいですが、今回はTシャツを染めてみました。
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絞りの藍染め、まずは割り箸を芯にして輪ゴム止めし、
模様を作ります。
作ったら藍の液の中につけ、
それを流水でざぶざぶ洗うと、濃い藍色が定着してきます。
空気を混ぜるように洗うのがポイント。

               腕も染めるのかな?輪ゴムで止めてるね・・・

洗い終わったら、干しましょう。
手のひらでパンパン叩いてしわを伸ばします。

            もう3回目。ベテランの手つきです。

できあがったTシャツがこちら!
4歳になって、ちょっぴりお洒落に目覚めてきた彼も
大満足の仕上がりです!

                 かっこいいポーズ、イェイ!

7月物語② 海の季節!

NIKOです。
7月を振り返る企画、第2回目は海!
夏と言えば、やっぱり海ですよね~。
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普段は山や森を駆け巡っている森のようちえんの子ども達ですが、
ここ上越は、海だってとても近くにあるのです。
というわけで、楽しい梅もぎ遠足の帰り道に、海によりました。
夏はやっぱり海!
ただそこにいるだけで、わくわくする海!
思わずスッポンポンになって、全身で感じたい海!

スッポンポンになったのは、子ども達のカラダだけではありません。
ココロもきっと、スッポンポン。
あっけらかんとした、おなかのそこからの笑い声が響き渡った海岸でした。


海は、子ども達の笑顔がよく似合います。

7月物語① 梅の季節

NIKOです。
気がつけば、いつの間にか夏本番。
毎日本当に暑いですね!
寝苦しい夜は、ムリに寝ようとせずブログでも更新・・・
というわけで、
これから何回かに分けて7月を振り返ってみようと思います。
第1回目は「梅の季節」 夏は楽しいお仕事とともに始まります!
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7月はじめのある日、森のようちえんの子どもたちは
みんなそろって梅もぎ遠足に出かけました。

                もうちょっとで手が届くぞ

今年は梅雨の時期が長く寒かったので、
例年より10日ほど遅れた梅もぎ。
それでも、おいしそうな梅がたくさん採れました!

               ちょっと小粒だけどキレイな梅です

さあ、それからは毎日ようちえんで梅仕事。
楊枝でへそをとって、ぷつぷつと穴を開け、
氷砂糖や黒砂糖、蜂蜜などに漬け込んで
いろいろな味の梅シロップを作りましたよ!

            実は今年の写真を撮りそびれたので、これは去年の様子です

それから梅干しもたくさん漬けました。
8月に入って、梅シロップはちょうど飲み頃です。
氷水で割って、ゴクゴク・・・・ 
暑さを吹き飛ばす、さわやかな味がたまりません!
思わず飲みすぎちゃう味。
夏が終わるまで、もつかしら・・・・