2010年11月30日火曜日

山芋


寒波がやってくるとぶるぶると寒さで震えるけども、
晴れたらぽかぽかと暖かくなる。
この間も、気持ちのいい日差しが当たって
小春日和の一日となった。
田んぼで少し仕事しようかと思って
能生に行ったら、「山芋掘らんか」と誘われて、
迷わず予定変更。

道具をそろえて出発だ。

くまっ子を連れて裏山へと入って、
沢を超え、谷を超え…
昔、田んぼだったところから急な斜面に登り、
山芋がたくさんあるという場所にたどり着いた。

数日前に、師匠は蔓に印をつけてくれたので、
葉っぱが枯れ落ちてもすぐに分かるのだ。


下の写真に写っているのは山芋じゃない。
トコロというやつだ。掘ってすぐに
分かってしまう。すぐに取れてしまうし…
山芋の仲間だけでも、苦くて食べも
しないというのだ。ただし、かつて
お薬として使われていたようだ。
これもまた興味深いなあ。

トコロじゃない!山芋だ!と分かったら、
けっこう深くまで掘る。
急な斜面での作業がきつい
けども、逆に急な斜面じゃないと、
なかなか掘れない。
傷つけないように、折らないように、
途中から丁寧に手で
掘っていかねばならない。
少しでも焦ってしまえば、
ぽきんと折れちゃうぞ。

いいのが取れた!

我が家では、山芋をすりおろして
だしと卵と混ぜるので、
白いとろろになるけども、
能生地域では味噌汁だけで
味を決めて作るということだ。
芋の味と香りを引き立たせて
うまい。





3 件のコメント:

  1. 山芋かれーかと思った。

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  2. 僕もびっくりした。変色して茶色くなったとろろの味もまた変わっている。味噌汁だけというオルトドクスな作り方…

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  3. うちの主人レシピでとろろをすり鉢でなめらかにしてそこに
    濃い目に作った味噌出しで更になめらかにします。
    そして、鮭を焼いてほぐしてご飯にのせそこにこのとろろをかけて海苔を散らします。
    うなりながら食べてます。
    1月3日は、「とろろの日」だそうですよ。
    年末年始に疲れた胃腸の調子を整えるという意味が大きいようですが,それだけでなく,この日にとろろを食べると,一年中風邪を引かない,一年を無病息災で過ごせる,長生きをする,などの言い伝えがあるそうです。

    それを知って以来1月3日は、このとろろご飯にしてます。

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