2010年11月19日金曜日

お兄さん

 もう11月の半ばだ。七五三の季節が訪れてきて、うちの熊の子も、数え5歳になって宮参りすることになった。ただ、その前に、「もうお兄さんだよ」ときっちっとみせなければならない、いわば家訓のようなものが我が家にある。というか、今年からある。というか、勝手につくったのである。というわけで、お兄さんになったぞという証に、山に登らなければならないことになってしまった。うちくまっ子にとって、決して初めての登山ではないけれども、今までは疲れたら、抱っこしてもらったり、登山用のおんぶ紐みたいなのに眠ったまま、山頂に立ったりしたこともある。今回は、自分の足、自分の力で登らんと、七五三なんかできない、厳しい話となってしまった。
 元々は大人でもかなりの登り甲のある斐鉾ヶ岳に登ろうと思っていたが、早くも雪を被せてしまったので、諦めた。選んだのは、住んでいる町のどこへ行っても美しくみえる南葉山、おしくも1千メートルに届かない山である。
 今年、クマが結構里まで出ている。猪も。クマよけ鈴を買って息子にプレゼントしたけれど、クマに遭遇したら、ちびっ子をどう守るか、本気で考えていた。くまっ子なのにな。始終、きょろきょろと常に周りをみていた。


登山とはいえ、つい採りたくなる美味しそうななめこに出会った。
撮るんじゃなく、採るんだよ、とうちで怒られたけど…


なだらかな形をしている南葉山だが、
ところどころ急な登り坂があって
油断はできない。


といいながらも、くまっ子は遊びたがる。
重たい雪を背負って曲がった枝に
登り、探検。


暫くの間、南葉山は「七五三の山」になった。
「今日、七五三の山に登るよ」と自慢そうに
ゆってた息子は最後までがんばった。
何回か、「6合目で帰ろうね」とか
「8合目までだね」とか、多少疲れが出て、
諦めようかという危機が訪れた。
だが、その日のくまっ子は
決して諦めなかった。
親父と交渉することなく、
自分で『上まで登るぞ」と
決めつけ、山頂まで自力
で登った。そして「登ったよ」と
かみさまに報告した。


上越平野を一望できる山ではあるけど、
この日、霞んでいて、おまけに
黄砂も飛んでいたから、
ちょっと残念。


下山は、明神峠を通って山を
下っていくことにした。
途中で、桑取谷、そして
鏡池がみえた。

毎年の雪に決して負けない
樹たち。上はだめだったら、
横の方へ伸びていくんだ。


下りもきついよ。


明神沢の周辺。いくつかものの沢を
超えなければならない。


後谷峠から望む小高い山。


里に近づいてきた。昔、山仕事などに使われて
いた道が大好きだ。


下りた頃には、夕日が山頂に
登っていた。くまっ子、よぅがんばったな。



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